ページビューの合計

2010年11月26日金曜日

2010年11月25日 山門の巨大ケヤキ呉枯ノ峰

湖北は、賤ヶ岳や小谷山・山本山など、歴史的にも貴重な場所として知られています。呉枯ノ峰もそんな悠久の時の流れを感じることの出来る里山の一つです。明るく黄葉した原生のブナ林があり、深山の趣のある静かな山行が楽しめました。また、最も見所は山中に菅原道真にかかわりのある菅山寺があり、滋賀県の天然記念物に指定されているケヤキの大木や近江天満宮、神秘の朱雀池などがあり、このコースの大きな魅力の一つでした。呉枯ノ峰の稜線は木々の間から自然林の赤や黄色の紅葉の錦をちりばめ、落ち葉の絨毯をザックザック踏みしめな歩き、皆様と共に行く秋を惜しむかのように楽しい尾根歩きをさせて頂きました。湖北は今年も熊の出没が度々あるそうですが、これだけにぎやかなグループには熊も怖がって身を潜めて我々が通り過ぎるのを戦々恐々としているようでした。下山後は木之本地蔵をお参りし、北国街道を昔の旅人気分で少し歩き、姉川温泉の露天風呂に入浴し、サッパリと帰路に就きました。今回も皆様のご協力のお陰で、秋の深まりを肌で感じながら無事下山出来たことに心より感謝申し上げます。 


2010年11月22日月曜日

2010年11月19日 高野山町石道ハイキング

聖地高野山への表参道である高野山町石道は、弘法大師が高野山を開山して以来、登山者の道標に建てたのが始まりで、九度山の慈尊院から高野山根本大塔まで一町ごとに、180本あります。今回は晩秋の好天に恵まれ、紅葉の山道を40町石から語り部の案内で1町石の根本大塔までウオーキングをお楽しみいただきました。悠久の歴史を感じる高野山奥の院にも足を伸ばし手入れの行き届いた杉の大木が続く凛とした空気の中、弘法大師御廟までお参りをしていただきました。ウオーキングと紅葉を同時に楽しんでいただき大塔まで地元の語り部にお話を聞かせていただきながら楽しく歴史古道を散策していただきました。お帰りには「かもきみの湯」にて疲れを癒していただき帰路に着きました。 今回は遠方の旅行になり、帰路が遅くなってしまいましたが、皆様のご協力のお陰でお一人のお怪我もなくお帰りいただけたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

2010年11月14日日曜日

2010年11月11日~13日 阿蘇高岳圧倒的な眺望と九州随一の岩峰

フェリー両夜行で九州までの船旅をご体験頂き、日本百名山の阿蘇山最高峰、高岳にチャレンジして頂きました。高岳はカルデラ火山としては世界一の規模で、好天に恵まれ山頂からの雄大な眺望をお楽しみいただけました。周囲128 km に及ぶ外輪山の中心部に阿蘇五岳の雄峰が連なり、遠くから見るその姿は阿蘇涅槃像(ねはんぞう)をかたどるといわれます。阿蘇五岳の主峰高岳はその胸元に位置し、安らかに眠られるお釈迦さまの静かな鼓動に抱かれる神聖な頂でした。尾根を登り切るとそこは地球創世紀を見る荒涼たる大パノラマに感動の連続でした。当初は仙人峡のロープウエーを使う予定でしたが、運行中止で火口西からの往復登山となり、厳しい行程となりましたが、皆様のご協力と健脚に支えられ予定時間通りで下山をしていただくことが出来ました。今回は初めて、心強い山旅人の岡本さん津森さんのご協力を得て無事下山出来たことにも心より感謝申し上げます。 

2010年11月6日土曜日

2010年11月4日 小野村割岳 巨大杉のワンダーランド

京都府の鞍馬から花背を抜けさらに、北部の広川原より佐々里峠まで進み日本海に注ぎ込む由良川と、大阪湾に流れる桂川との分水嶺となる京都でも最深部の森のパワーを感じる山旅に出かけました。京都大学農学部の芦生研究林の南端に接していて、その稜線には伏状台杉(アシウスギ)と言われる巨大杉が群生し、あたかも原始時代から生きていたワンダーランドの住人のようでした。我々は迷宮にさまよい込んだ不思議の国のアリスのような気持ちにかられた旅人のようでした。 また、この日は素晴らしい雲ひとつない好天に恵まれ、紅葉のステンドグラスの森を歩くことが出来ました。途中、何度も道がわかりにくく、迷路にはまり込んでしまう始末で、不思議の森の案内人としては失格でした。皆様にはご心配とご不安を与えてしまい申し訳ございませんでした。最初から最後までいつもとはどこかが違う不思議な雰囲気を覚えながらも奥深い森のそこはかとないパワーと安らぎを感じる一日となりました。お帰りには大原山荘の大原温泉で疲れを癒し帰路に就きました。 いつもながら皆様の元気とチームワークに支えられた素晴らしい体験をさせて頂くことが出来、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。